糖尿病を克服

 

2012年の身体検査で、血糖値200 HbA1c 7.0と言われ、糖尿病なので、治療するように医者から宣告されました。それまでの数年間の検査は、血糖値120 HbA1c 6.0が続いており少し高めと注意を受けていたが、糖尿にはならない体質と思っていた。

 

突然の宣告で、驚きました。糖尿病はインシュリンを出している膵臓ががぎりぎり頑張ってギブアップ宣言した状態なのを自覚させられた。(足の擦り傷がなかなか治らない状態になっていた。)

一度その状態になるともう戻らないと言われており、なんとかならないか図書館に通い対策を検討。結論、「糖尿病の原因は炭水化物の取りすぎ。」

特に、1980年代にすでに米国では、カーボンコントロールに拠る治療が行われており、成果を出していた書物を発見。日本でも炭水化物制限を唱えている医者もいた。ここ1-2年はカーボンコントロールの食事制限が広く行き渡り食事制限も炭水化物制限になっている。

 

知識の無い食事制限メニューはカロリー全体を下げるメニューなので、空腹感が残るが、カーボンコントロールは炭水化物以外は制限が無いので、空腹にならない。

 

最初の数日は絶食をして、体内の過糖分を減らし、少ないインシュリンが活きるような体質に変更。

 

次に毎日一万歩を実施、 食事は徹底して炭水化物を排除。(ご飯、麺類、パン、スイーツ等排除)、毎日3回、血糖値を検査(市販している)。野菜類と肉、豆類、黒酢を充分摂取。血糖値を上げる食べ物を確認。(稲作が始まる前の何万年の間、人間は穀物を恒常的に食べていない。稲作で大量の炭水化物の種子が入手できるようになりり、結局カロリーが過多になって、余分なエネルギー発散のちゃめ争いも起きるようになった。ともかく原始人の食生活を目指した。)

 

血糖値が低い時でも140を超えている状態から、半年後には120台に減少。特にウォ-キングで、内脂肪を減らす脈拍110-120を維持して30分散歩を2回/日行った結果、体重が76Kgから5Kg減少、3年で10Kg減少。(炭水化物が全く無いのも問題なので、朝、玄米を茶碗1/4摂取)

 

血糖値が120台からなかなか下がらないので、限界かと思っていましたが、2年目にはいり 体重の減少に伴い血糖値も減少特に体重が10kg減った65Kgでは血糖値が66まで下がり、逆に低血糖に近くなった。体はケトン体でエネルギーを運んでいるので血糖値が低くても構わない。(最中も食べれると思って食べましたが、血糖値は急増したので、基本的にはインシュリン不足の体質と認識)

 

これで治療の成果を実感。 同じ病院で検査をしたが一切糖尿のことは言われなかった。(110 と 5.7) また高かったコレステロールと血圧も正常範囲に収まった。 全ての原因は炭水化物の食べ過ぎだったと思う。

お酒も殆ど飲まないことにしており、少し我慢も必要ですが、糖尿病は克服できます。

 

糖尿病は目も見えなくなり、歩けなくもなります。ボケも始まり、寿命も減らします。 薬に頼ると体が薬を求めるようになるので、一切薬は服用していません。

~現在の食事~

 13食の主食は、朝に玄米、昼にそば(八割)、夜に枝豆

・1日に一回は納豆を食べる

・野菜を多めにとる

・お酒は殆ど飲まない

 

 

 

〈栄養士より〉

糖尿病の食事療法のポイントは、その「食べ方」と「食べる量」にあります。

 「食べ方」とは、

 一日3食をきちんと取る

  意識してゆっくりめに、よく噛んで食べる

  食べる順番」「野菜」「魚または肉」「ご飯・パン」の順番で食べることです。

 

食べる量」とは、 

一日の摂取エネルギー量 

一日最低130g程度の糖質摂取 

糖質:たんぱく質:脂肪=532」程度のバランスがよいとされています。

 

このように意識しながら食べると血糖値の急激な上昇をふせぐことができます。

さまざまな食品を味わう満足感を得つつ、同時に食事によって血糖値が急激に上がることを避ける食事を心がけることが大事です。

 

・玄米は、食物繊維が豊富でGI値が低く、そばもGIが低いです。GI値が低いと血糖値の上昇がおだやかになります。

・枝豆は、大豆が完熟する前に収穫した未成熟な豆ですので大豆と同様にイソフラボンが摂れます。枝豆の栄養成分は、たんぱく質や食物繊維、ビタミンAやビタミンCも豊富で、ビタミンB1B2,E、鉄、カリウム、ミネラルなども豊富に含んでいます

(冷凍枝豆の場合は塩分が多く含まれているので、流水解凍がおすすめです。)

・納豆には、タンパク質、脂質、カルシウム、鉄分、カリウム、各種ビタミン等々、さまざまな栄養成分が豊富に含まれています 

・野菜は、野菜の食物繊維が食後に血糖値が急激に上がるのを抑えてくれます

・ お酒ビール中瓶1本=ご飯茶わん1杯分のカロリー」です。お酒にも糖質が含まれています。アルコールを摂らない人は「果物」の糖分に気をつける必要があります。「リンゴ1個=ご飯茶わん1杯分のカロリー」です。

 

適度な運動も大事です。アメリカの研究でも、食事内容の改善をはかりつつ適度な運動を生活に取り入れて体重を7%減らすだけで、糖尿病になるリスクが6割も減ることが明らかになっています。

 

 

〈糖尿病の診断基準・数値〉

 1) 空腹時血糖126mg/dl)以上

 2) 75グラムのブドウ糖を飲み2時間後の血糖200以上

 3ヘモグロビンA1c6.5%以上