米国5年・インド4年住んでみた感想

 

(日常生活編)

 

1、日本は大変水に恵まれた国。生命力が豊かな国。

庭の草むしりが大変-------贅沢な悩み。 電車に乗って外を見ていると空き地には、雑草が勢いよくはえており、昆虫や鳥が身の回りに飛び回る。生命に溢れている。

世界では、砂漠がどんどん広がっている。一度壊した森林は元に戻らない。日本では、砂漠にならずに草むらか森に変わっていく。すごい生命力を感じます。

日本に降る雨は、10002000mm平均的にふりますが、このエネルギーは凄いエネルギーで、飲み水に困らない、雨によって汚いものが流され掃除されるのが当たりまえなのは幸せ。ある意味、ハイキガス公害も雨・海に因って日本は助かっている。ゴミが水によってきれいに流されている。

 

四季がはっきりしているのも特徴。大陸の海岸端でも四季がありますが、はっきりしている所は限られている。人間の5感への刺激がある。

気温も適度な範囲。(ポートランドは同じような気温ですが、インド46度、カンサス40度からマイナス20度)湿度が高いのが特徴。

建物が木材を主体に高等技術で作られている。(地震が多い)

家具も木材主体であるが、米国では乾燥で、日本の家具・木製品にひびが入る。日本が水が豊かな国であることを教えられる。木製家具の維持保存には適度な湿気が重要なことを知らされる。

 

日本では、安全がただ同然ですが、米国では、自分で自分を守る考え方が強い。強いものが勝つ的な考えが根底にある。2度絡まれた、①ポートランドの裏通り路上で酔っ払いがナイフで脅してきた。強く払いよけて「無視して通り過ぎた」(日本人は武器を持っていないので、絡まれやすい。米国人なら銃で撃ち殺すかも)②NYCのマンハタンの大通りで黒人がぶつかってきてラジオを落として壊したと大騒ぎ。「落ちたラジオをチェックしないでなぜ壊れたと判るのか、最初から壊れていたのだろう」と論理的反論を言って無視、しばらく絡んできたがあきらめた。(小銭目当てなので小銭で済ませることもできたと思いますが、舐められるのは後々尾を引くのできっぱりと対応)③タクシー シカゴ空港の前のタクシー乗り場でなくビル出口近くに止まっていたタクシーの乗る。メーターの回り方が早いので、メーターが速くないかと驚いて止めさせた。メーター価格20$を支払う。(客を送った帰りなので料金の目途が判っていた。メーターを細工していたのは驚いた。)

 

良く聞く話に、中年男性に若い女の子が数人花売りに接近してきて取り囲まみ。買わない追い払っていっているうちにサイフを抜き取られている。(日本人の中年はスケベ?)

 

日本人はカモとみられているので要注意。(喧嘩しない民族)。NYCで女子2人で、地図を見ながらうろうろしている日本人を見かけたも完全なカモで、本通りでない少し暗い所で狙われている。NYCなど米国の町には行ってはいけない所があるので注意。

 

(ビジネス編)

米国雑感

衣食住

(衣類)

一般の人は、着るものは余り頓着していない。機能重視。輸入品。(中国)ブランドも余り意識していない。売り場で、どれがよいかを聞くとアルバイトとか臨時社員ではだめですが、スーパーの店員が親切に教えてくれる。家電を買いに行ったとき、ビデオは日立、TVはソニー等はっきり善し悪しを自信を持って言い切る。少し驚きましたが、よいものと悪いものの評価判断がはっきりしており、米国だなと感じた。(絶対基準に近い)日本車への評価も高かった。(故障しない、米国は国土が広いので、途中で故障すると大変困る)高速道路で、タイヤが外れる車に何台か出会ったし、道の途中に乗り捨てられている車を何台も見ました。大抵は米国のトラック。(ドイツ車も安全面から良く買われていた。値段はそんなに高くない)定期点検、車検が義務付けられていなかったので、自分で管理する必要がある。(毎年税金、公害規制はあった)車が良いと税金が高いので、高級車を持っている人は高所得者でないと持ちにくい。ドイツ車ベンツはステータスになっていた。

 

電化製品、車等、完成製品を輸入しているので、修理部品が少ない、組み立て技術も余り無いので修理も上手くできない。もともと不器用な人が多い。(日本人は、箸を使うので器用と言われている)修理に相当の費用と時間を覚悟する必要がある。通常買い替えを勧められる。

カンサスにはソニーの全米をカバーする部品在庫の倉庫があった。米国は広く都市が全土に散らばっているので、全米をカバーする場合、どこに倉庫を持ちどのように運ぶのか配送戦略が非常に大事。

 

 

 

農耕民族は集団で、同一行動を要求される、狩猟民族は個人で得意なプレーで分業行動が要求される。、

米国は独立以前の伝統的過去の行事が無いので、未来志向、新規志向が強い。ユニークなものを受け入れ賛同する。子供の頃からユニークさを認められる。

 

急な吹雪の中で、前のスリップ車を避けるためワダチに突っ込み立ち往生していたとき、ジープが止まってくれて救い出してくれた。大感謝。

普通車はみんなスリップしていた。(コロラド)同じような話を聞いており、困ったときは助ける騎士道精神を感じる。

 

 

宗教

キリストが絶対で、神との契約(モーゼ)聖書が重い。ユダヤに注意。

米国人は教会で繋がっている。日本人には見えない強い繋がりがある。

 

 

人種

 

「話せば、判る」「酒を飲めば仲良くなれる」甘えは無意味「きちんと上手く論じたって話さないと判らない」「理解できるまで、事実を確認できるまで話さないと判ってもらえない」「日本人はお互いに暗黙の了解、同じ文化の前提で話をしている」米国人は自分を隠さないので、良い人か悪い人か見分けがすぐに付くケースが多い。日本人は相手に合わせようとするので、一見しだけでは本音が良く判らない。自分の有利な点を利用しようとする?」

妥協点を見つけようとする日本人と絶対値を求める米国人では、話がかみ合わないときがある。(NHKのNewsや新聞等を読んでいても米国と交渉で対応を間違えていると感じる時があります。)

 

(米国)

基本的に豊かな国で、国土は日本の25倍と言われますが、平野、高原地域がほぼ半分以上で、住居に適した面積でいえば100倍以上違うのではないかと感じた。(家の土地が広いのは自慢にならない、除く一等地)

従い食料は安く、住居については、日本半分以下、(米国人は日本の狭さ、物価の高さを実感できない)(食料が安いので食べすぎで不健康な人が多い)。建物の価格が殆ど。バスルームの数で広さが判る。(日本は土地の価格)

米国は地域によってもともと移民してきた出身国が違い地域文化が違っている。海岸地域は外国(日本)に対し優しい。内陸はプライドが高く、人種差別らしきものがある。(ドイツ人の地域、アイルランド人の地域、韓国人の地域、中国人の地域、いまだに電気を使わない地域もある)

寒い地域は、浮浪者が少なく、ロスのように暖かい地域に多い。

広い家に住むと何かと買うものが増える。TVも大きいものを買う。

日本は米国の文化を導入しているので、米国生活に違和感がない。

米国も価値観が違う人が集まりの生活が前提で社会の仕組みを作っている。(グローバル、だれもが合意できる世界基準と言う考え方)家が広いので、隣の人が異国人でも気にならない。公共の施設、市役所等住民が利用する公共施設は親切。

ただ、英語を理解するのは当然という感覚がある。(米国に住むのならば当然英語は使えるべき)。

骨董屋に面白いものが多かった。(移民してきた中国人等が売ったお宝がある)

 

韓国人の移民が多い。韓国は一緒に戦った国(朝鮮戦争)で移民を簡単に認めている。

 

化石(木の化石等)が安い。BOOK ENDに使っている。(ゴツイで重いのが欠点)

黒人への違和感が強い。実際に採用する段階では、黒人の人は雇い難い。生活環境とスラムとの繋がりが見えない。(採用時は質問出来ない事項があるので、判断に迷う)

国民の共通の歴史がないので、(独立戦争17751783)未来志向が強い。特に独自性、ユニーク新規性に高い評価を与える。評価の眼が純粋。日本人は、純粋評価が苦手。相対評価になる。(年功主義的、ねたみ・ヤクザ的)日本から優秀な研究者が米国に渡るのは、若くとも評価が正しく行われるからとも言える。島津製作所の田中さんもノーベル賞で評価されてフェロー待遇になった。外から評価されないと日本の社会は評価できない。江戸時代の良い芸術作品も米国人が評価して日本でも見直しされた。

米国人は共通の文化、伝統が無いので、偏見のない議論して事実を明らかにして、正解を出そうとする。(日本人は、妥協点を見出そうとする)。納税者番号、全員が納税申告等行われているルールは判りやすい。 引っ越し費用やローンの金利、寄付金も必要経費になる。普通に考えれば認めて当然なもの。)

 

食事

米国では、子供の食べ物の好き嫌いを直さない。(牛乳とトマトと肉しか食わないフットボール選手が居た?)家で凝った食事を作らない家庭が多い。料理を技術と思っていない?物づくりはサーバントがやる仕事?ブルーカラーの仕事を嫌がる。どれを食べても胃の中では同じという考え方?。作るときはレシピを見てつくればOK。外食が多種多様で安い。女性がサーブを嫌う人も多い。

バーベキューをやっている家庭が多かった。(焼くだけ)

洗濯物が干されていない(殆どすべて乾操機)(よいものは乾操機で扱えないので嫌うのかも)(上流はすべてオーダーメイド、メイド、執事が取り仕切る)階層がはっきりしている。

(肉もよいところは国内消費、リブハート牛一頭で数百グラム、悪いところは輸出、グレープフルーツの甘味が全く違う。輸出に対する感覚が違う。お客にはマズイモノを出す。余り物。日本人は美味しいものを出す。(自分は日ごろ不味いもの?)日本は海産物にこだわりがあり、海外では美味しい魚が食べれないと同様、肉の美味しいところは、輸出しないので、日本では食べれない)

食べる音を立てるのは厳禁。(食器を叩くのはOK?)

 

 

 

学歴社会、ハーバードを出ていれば常に高い給与を期待できる。(ハーバードは毎年10%落第生、退学者を出すと聞いています。)卒業時の成績優秀者を引き抜く。一斉テスト(IQも)で優秀な学生は目をつけられる。(組織的)DATA化が意図的に行われており選別されている。 

ハーバード閥(ネットワーク)を持っている。特別に情報のやり取りをお互いにする仕組みを持っている。ロックフェラー閥が強い。

ISO組織、格付け機関、ダイヤモンド デビアス社等の戦略的な動きが得意(ロスチャイルド)。リーマンショックも格付け会社が仕掛け人。

説明の中で、企業秘密・戦略を掴む。

ユダヤ協会から寄付の依頼が来る。

1974年前の原油価格は1ドルそれが12・3ドルに上がって大騒ぎした。今でもコスト1ドルの油田を持っている人がいる。メジャーと言われる石油会社。

 

 

大財閥(ユダヤ・アングロサクソン)が、支配している。(米国はユダヤ人の国)オバマさんも急に出てきたが、育て上げられていた可能性が高い。米国では統一TESTで優秀な人は大学からお呼びが掛る。IQ TEST等でも優秀な人材を取り込む。(米国人は個性を大事にするので、成績をまったく気にしない人も多い。小学校を遅れて入れさせる人もいる)日本人も優秀な人は声を掛けられ引き込まれる。

行方不明の子供が多い。国土が広いので、見つからない。子供の保護に強い関心がある。スクールバスで学校に通う。

 

納税番号で、すべての所得が税務署に把握されている。宝くじも100ドル以上は申告の必要がある。しないと照会される。当選場から報告されている。(当然コストは外れくじ、クジ券を持っていることが重要)銀行・証券会社と取り引きをするときにこの納税番号がないと取り引きしてくれない。全員が自己申告する必要がある。

必要経費(渡航準備、勉強費用も)全額認められる。住宅ローン金利も全額控除できる。飲み食いも必要であれば認められる。自己申告が原則、自分で必要と思うものはすべて入れる。

少しおかしいと、潜入(囮捜査が行われて、不正を暴露する。株の売買をしたが、一日の常に高い価格になる。(証券マンの不正が暴露された)

アルコール(安い)依存者が多い。タバコは有識者は吸わない。(他人に迷惑となることは嫌う)(肥満も自己コントロールができない現れなので嫌う)

親子でも義務を終了した後からは、家賃を取るというケースも多い。

 

チップ社会=評価される。

チップ社会、多くのチップを貰うには、良いサービスをしないといけない(笑顔、挨拶・・・・)

評価が常に付きまとう。会社が優秀と認めた社員は転職を余りしない。評価されている限り辞めない。

 

どういう店でチップを支払うのかどうかが判りにくい。ハンバーガー店でも窓口でオーダーしてお金を払っていても。店員が愛想よくバーガーを持ってきたら払う必要がある。

レストランでは値段以上の支払いがあるので、以外と高く付く。(10―20%)

行きつけの店はチップが少ないとサービスに影響するので、注意。(俳優で、ホテルのドアーマンに100$を払って、彼が来るとドアーマンが集まる。という話題作りを聞く。)

 

小銭狙いでわざとぶつかり、ウィスキー瓶を落として割れたと騒ぐ手立てもあると聞きます。(その酒をチェックすれば水と判ると思う)ここでsorryと言ったら大変になる。

 

 

レディーファースト、

米国はレディーファーストの社会であることは、ご存知の通りです。

その失敗例ですが、日本の中堅の食品会社経営者の人が来て食品研究所を訪問した時に、米国研究所の所長が女性でした。所長が所内研究施設を案内しているときに案内している所長がドアーを開けた瞬間、日本経営者の人がそのドアーを最優先で歩いていった。女性が開けたドアーを真っ先に通るのは女性に対する侮辱に近い。逆で男がドアーを開けて女性を通すのが女性優先であり、この精神が全くない日本人で、当然、相手からの良い話は一切でないし進まない。この瞬間失敗と思った。

空港で、案内女性が若くてチャーミングなので、写真を一緒に撮りたがった。幾らでも出すからとお金持ちをちらつかせて。(通常案内レベルの女性は安月給ですが、米国では、名古屋の拝金主義ではなく、どのように人生を精一杯に生きていくかが重要であり、拝金主義は裏社会に近い。)

赴任者の中で、Free Sexの国と思ってそれらしき店を亘り歩いていた豪傑な人がいたがエイズになって消えていった。日本よりも気をつけるべき。

食事の時に食べる音を立てるのもタブー。口から物をだすのも嫌がる。(げっぷ、つまようじ)

 

1、米国は、広い農地をもっており道路が縦横に整備されている。それぞれの道路は日本と同じように速度制限がなされている。

2、米国人の中には、その制限速度を守って走っている人も、多い。誰が見ていない田舎の農道でも。たまに田舎を走ると日本人はスピードを出すして早く着こうとする効率優先、米国人は、、事故したときに保険でカバーしてもらえない等不利になる可能性のあることもあるのか、決まった制限速度を守って走る。もし制限速度がその道路に合わないときは、多くの人がクレームをするし、市長もそれを修正する。役所自体の対応が全く違う日本のような事なかれ主義、お上的対応は、ない。

 

米国人が恐れているのは、日本人が原爆の投下の恨みを米国に対し持ちだして挑んででくること。原爆の被害は予想され明らかにモルモット、実験台として落とした。それも2回(ウラン型とプルトニュウム型の実験)。一般市民を対象にして、有色人種への蔑視が無ければできない。(米国以外の国はこのことが良く判っていて、なぜ日本人は米国人と仲良くできるのか理解できないと言っている人もいる。日本人には直接言わないが)米国としては、早く終わらせないと北海道がロシアに取られる?なんて言われてもいますが?

 

西海岸のみであったら米国人の本音は判らなかった。西海岸の人は日本人を良く知っていて、個人で動くよりも集団行動を好む、悪いことはしない、礼儀正しい、女性はおしとやか。(米国の女性はストレートで男に近い。セクシャルハラスメントに対する意識が非常に高い。)

 

米国での採用時に注意が必要。個人的なことは殆ど聞けないし条件にできない。(年齢、信条、性別)

 

 

 

 

 

(インド) 

3、インドの警察はもともと警察自体が、宗主国(英国)の出先であり、警察は、利益を守る立場ではなく、国民の富を減らす立場であったこともあり、だれも警察に頼ろうとしない。頼ると、結構なリベートを直ぐに要求される。お金次第で、決められることもある。国に罰金を持ってかれるよりも自分に入れる方が正しい?

4、特に、外国人の場合、民事裁判では、ほとんどの場合負けるといわれている。

5、インド人の国民的合意として、昔取られた富を取り返すと言う大義名分があり、旅行者も多くの人が痛い目にあっている。インド人の中でも特に回教徒は、自分たちの利益を優先するので、注意。シーク教徒(ターバン)には悪い印象を持っていない。自己主張が強い面を除き。

南の人は、色が黒い、北の人は白い人が多い。色としては、白い人が好まれる。

6、インドの銀行は、支店長の権限、マネジャーの権限があり、支店長取り分金利アップもあると聞いている。お役所の書類についてもお金が挟んでいない書類は後回しにされることもある。(書類の進み具合を聞いても、今やっている、としか言わない。現実には、担当者の机の上から動いていない。積まれたままになっている。)

7、物価はほぼ1/10

8、大家族主義

日本では、会社のものを自分の為に使うことは、タブーですが、インドでは、家族の為にという理由で、会社のものを持っていくひとがいる。毎週ボールペン、鉛筆を要求する人がおり、一族の受験生の為に会社のものを。持って帰る。みんなの収入・給与は家族全員で分ける。金銭面の隠しことが家族ではない。

10、事件として夜遅くまで残業する従業員が、米国のtelephoneSexに電話していたケースがあった。会社の電話で自分の欲求を満たすのは、判らないと思えばば何でもある。

 

(嫁には一生分の持参金を持たせる風習があり尾張名古屋の感覚、お金が少なく、なくなると、焼かれて(自殺?)しまう、帰されてしまうケースもある。女性の焼身自殺が多い。貧しい農家では、女子は間引きされる。中東へお嫁に行く話が時たま新聞に載る。中東は女性は買うものなので、インドと正反対でお金になる。女中として使われる)

 

11、インド人は星占い(ホロスコープ)を信念としている。親の一番の義務はいつ何時何分・どこで生まれたのかを子供に知らせること。与えられた運命を変えることはできない?カーストも生まれたときに決まるので、それを変えようと言う意志は無いように思えた。運命は決められており、受け入れるもの。未来に対する考え方が、日本人と180度違う。未来は与えられていると考えるのか、変えられると考えるのか?今が大事。今しかない。

12、お墓が無い。死者はどこかで生まれ変わっているので、葬式は余り盛大ではない。お墓は不要?ガンジーのお墓もない。焼いた石台があるのみ。

 

電気の半分近くが盗電されているといわれている。(勝手に線を繋いでいる)貧しい人が盗むのは当然の権利と思われている。(富む人から貧しい人へ)

 

生まれた時に手足を折られる子供がいる。生きていくために。物乞いに憐れみを増すため。

平均寿命は50歳前後と聞いている。心臓、脳溢血等で倒れる人が多かった。

(太っていることが、裕福の証し)

 

13、商談が成立したときに、注意が必要で、重いもの(発電設備)を内陸に運び込むに道路、橋の整備から行う必要がある。等インフラをベースから調べておく必要がある。日本の感覚では創造できないレベルから調べる必要がある。

 

日本の中堅コピーファックスメーカーがインドで代理店を見つけ上手くいかないので、代理店契約を解除しようとしたケースがあった。

インド代理店は日本のメーカーのサポートが良くないから上手く行かないとクレームを言い出した。調べるとその代理店は今まで電子製品を扱ったことが無いまったくの素人で、一から手足を取って教えて貰えることを期待していた。(日本人の商売感覚とだいぶ違う)たぶん契約時にはインド人はNo-problemを連発したと思う。マーケットを作ることからやらないといけないのはProblem。インド人はNo Problemが大好きで、これは、No Problem for mefor meが省略されていると考える必要がある。先を考えることができない人と話をしている。

 

インドで一流はタタ財閥で、ここにはインドで一流の人が集まるので、普通に話ができる。

インドにインド工科大学(IIT)という国立の大学が数校ある。ここは、インド全土に十数校あるも超エリート学校で、ここに行けるインド人は日本人よりも優秀かもしれない。ただ注意はインドではどの学校も低カースト向けに特別枠を持っているので、とんでもなくレベルの低い人もいる。インド人は名字と出身地を聞いてどのカーストか判るので、インド人に聞いておく必要がある。スチュワーデスも名札に名字は載っていない。

  

 

 

    インド人は何を信じて行うのかの議論が好きで、議論が終わると仕事が終わった気になる。今は多少減ってきていると思いますが、私が赴任していた頃に、アンバセダーという英国が統治時代に作った昔の形式の車が走っていました。鉄板が厚く、手作りの部分が多く1950年代に英国で作られた車をインドのヒンダスタンモーターが生産し始めたもの。なぜ昔のままの車が今も生産され走っているのかが、最初は判りませんでした。古いものを大切にする国民?その車が良いので?  これが実は、インド人の国民性を表していると思います。すなわち、車を変えるという議論をしたときに、そもそも車とは何かを議論し。エンジンで早く走る乗り物となるとアンバセダーはその概念を満足させるので変える理由がない。変更する無駄やリスクを取ってまでしてなぜ変えなくてはならないのか?売れているので良いのではないかとなってします。

    インド人は変えた後を想像できない。見えないものを予想して計画を立てることが苦手。会社の予算が理解できない人種。クレーム交渉となるとインド人は見える部分、今を譲らない。日本人は次の取引を考えてどこかで妥協しようとする。譲ると大変になる。

    ルールはルールではない

インドは植民地の時代が長いので、ルールを守ることは、宗主国へ富を渡すことになるので、ルールを守らない習慣が残っている。(一方通行の逆行する車は頻繁にある。)

走行線を守らない。

インドの乾季(冬期)の公害はひどい。気温が下がる(5℃程度)と空気中に浮遊物が浮かんでくる。

草花は真っ白になる。(ほこり)当然家の中にもホコリが溜まる。常に掃除をする必要がある。

雨季は限られており降ると豪雨になる。下水道が機能しなくなるので水びたし。

インド北部NYDは北風がヒマラヤで封じられているので、冬は風が少なく滞留し公害浮遊物が漂っている。

(インドはもの自体が無いのでなんとかしようとする。壊れたものは部品として利用される)手間を惜しまない。インドでは、ハンドメイドのほうが安い。石は種々あるので石の彫り物は良いものが安い。牛の皮もナメシが良いものがヤミ市場で安く買える。(革製品は正規には輸出禁止項目)インドの民芸品を買いあさる日本人が居る。(雑貨店)

(インド人は集中力はある。ソフトの開発のような集中力が必要なものに向いている)

 

インドの水は、消毒されていない。臭いはないが、目に入るとトラホームになると言われていた。卵を生で食べられない(サルモネア菌、で食中毒)。生食での悲劇は、インドでインシシの生肉を食べた大使館員が寄生虫を発生し脳に寄生虫がたどり着き緊急帰国した。

裏道は歩道を歩けない。糞尿がある。川沿いは朝は、ペットボトルをもった人が便処理のために行く。当然ハエもいるから汚い。気温は日照時間に伴って変動する六月の46度のときは虫は居なくなる。蚊が飛んでいる途中で落ちたのを見た。

ネパールも危ない、日本人奥さんがたくさん居る。(イスラムで多妻OK)女一人旅はまず目をつけられている。

 

インド 空港内の店で、正規売店でウィスキーを買う。200$出した積りであったが、パスポートとか言われて出しているうちに一枚10$に替えられていた。(Cashは最後に出す)サイフの位置もできる限り判らなくする。

 

インドでは夏は口がかわくので、水、ジュースを進めるのを飲むと眠らされて、どうなるかわからない。

 

インドでは警察を呼ぶと大変になるので、殆ど呼ばずに処理する。お金ですむ。警察が来るとすべて持って行って相当お金を出さないとものを引き取れない。(警察職は権益を伴っていると思っている。窓口受付も同じ。)

インド人は今現在を起点に考えここから離れないので、これを理解していないと解決は望めない。100年裁判もあり得る。建物が途中で止まって何十年もなる建物がニューデリーの中心街にあり、裁判で揉めている。

時間に対する感覚が違っている。

 

 

 

(ヒンズー教は独特)

まず成れるのは両親がヒンズー教徒。ムガール帝国はイスラムの国であったがインド人はヒンズー教のまま。続く英国支配(キリスト)にもヒンズーのまま。(英国の植民地政策は立派だと感じた。インド人のステータスは英国へ留学すること、英国がNo.1

 

ヒンズー教は正と悪、楽と苦、性と禁断等相反するものを認めている多神教。男尊女卑。一方星占いが論理的に構築されており、世の中を輪廻の世界としていろいろなことが、含まれているので、

  • ブラフマー:宇宙の創造を司る神
  • ヴィシュヌ':宇宙の維持を司る神
  • シヴァ:宇宙の寿命が尽きた時に世界の破壊を司る神

ガネーシァが人気高かった。

バラモン、クシャトリア、ヴァイシャにのみ適用され、シュードラ ハリジャン

 

川:流れるものに対する信仰が厚い。殆ど流れていないような川であるが、そこは清い場所として何でも流される。(焼くことのできなかった死体も)

生活そのものが宗教的意味をもっているように感じた。

 

インドでは郵送の内容物がなくなるケースが多い。年末に日本から手帳などを封筒で送ってくると、自然に破れたかのように、破れていて中の手帳・カレンダーはなくなっている。(言い訳が可能と思うと何でもあり)。届かない郵便も多い。電話も途中で良く切れる。盗聴されていると言われていた。

ミルク売りのミルクも減らないと言われている。(水で薄めて売る)

 

オフィスに強盗が入ったが、金庫とカギの位置とか良く知った犯行なので、首にした従業員の仲間がやったと考えられる。

 

サーブされた紅茶でお腹を壊す。

 

会社への対応も同じではないか?

 

日本の会社はせいぜいここ100年で出てきた組織、New Businessであり、インド人からするとカーストの枠に捕らわれない組織。

 

 

 

2、海と山の幸が豊か。

(タンパク源が豊富)(通常は多くの手間を掛けないと入手できない)

米穀物はカロリーが高い。麦も同じように高いが日本での10アール当たりコメ520Kg

400Kgであり麦をそのまま食べることよりもパン、麺に加工して取ることになり手間もかかる。

 

日本では、地域によっていろいろな名産があるも、世界では観光地以外お土産が無いところが多い。米国ではスプーン集めが記念。お世話になった人にものを送る習慣がない?。江戸時代の良い名残。

 

日本は魚が食べれたのでタンパク源を保持でき人種的に優秀になったのではないか。南国で、果実が十分で食べるに困らなかった一方、タンパク質を十分とることができなかった人種は少しその日暮らし的な人が多い。

 

インドでペスト騒ぎが起きた時、米国大使館は在印米国人全員の保護に走り食料医療品等を大使館が用意したが、日本大使館は、指示するも殆ど自分たちのこと以外なにもしない。情報提供程度、在インド邦人は切り捨て?頼りにならない。企業が、中心になって行動基準を決めていた。(米国で子供を産んで米国国籍の子供を持っている友人が居たので違いが良く判る)

インドでは手に入らない食品等も米国人向けには大使館内で販売していた。(無税で輸入できるので、安い)

 

 

 

結論

日本の経済は世界経済の中に組み込まれており、情報・技術伝達が非常に早く、フラット化され、ますますその傾向が強くなっている現状では、日本の企業は日本一を目指すのではなく、世界一を目指さないと日本の中でも生き残っていくことはできないのではないか。

日本人は世界が同じ感覚の人が相手であると思ってしますが、実は、まったく違う人。

 

世界動向・変化の情報に十分注意を払って経営を行う必要があります。経営者の役割は会社の不測の事態に備えておくことです。

 

何が世界一になるのか?